佐世保南高校 21回生 第3回海外視察レポート タイ バンコク 2010年2月18日(木)〜22日(月)

 第2部  旅行3日目より レポート開始です  最後までお楽しみ下さい。

3.旅行3日目(2月20日 土曜日)
今日は、一日を通して「観光」の日で有るが、ゴルフしか頭に無い数名が今日もタイカントリーで連ちゃんプレーをする。  観光は11名の参加で、チャオプラヤー川に沿った「暁の寺院」「王宮」「エメラルド寺院」「涅槃仏寺院」等を訪ねた。

暁の寺院(ワット・アルン

20分ほどバスに乗って着いた桟橋からチャーター船でチャオプラヤー川をさかのぼって行く。  水しぶきをあげて高速で飛ばすので、風が気持ちよい。  かつて、「メナム川」と教わったことがあるが、これは間違いで、「メナム」というのが「川」の意味であり、正しくは、「メーナーム・チャオプラヤー」だそうだ。  川には色んなゴミが浮いているが、世界史や地理の学習に出てきた川だと思うと、なんとなく感慨深い。
ネット情報によると、特徴的なトウモロコシのような形をした大仏塔はバンコク様式で、高さは75m、台座の周囲は約 234mだそうだ。
塔の表面は陶器の破片で飾られ、さらに基壇の部分にはラーマキエン物語に登場する鬼やガルーダ、ハヌマーンが飾り付けられている。
塔は19世紀、ラーマ2世のころから建設がはじまり、ラーマ3世のとき完成し、 辛亥革命をはじめとする一連の革命、戦争で亡くなった約33万人の英霊が祀られているという。  
15分ほどで、暁の寺に着き、船を下り上陸したものの、とにかく暑い。 
ガイドのチャイさんの話もうんざりして聞く気がしないまま、一通り見学をした。 急勾配の石段を宮ちゃん夫婦は一番上まで登ったらしいが、ほかの根性無しメンバーは、途中までしか登らなかった。 
とにかく暑いので、水を買ったが、やはり2倍高くても知っている「エビアン」(40バーツ)にした。大串夫妻は、椰子の実を飲んでいました。
   

  

船に乗り、次の観光先の「 エメラルド寺院から王宮」へ向かう。

チャーター船で船着場に着いたら、独特の食べ物の香辛料だと思える 匂いがした。 ここでも物売りが多い。  エメラルド寺院は、ラーマ1世がタイの守護寺として作り、本堂には貴重 な本尊がある。 
ガイドのチャイさんによると季節によって色の違う本尊 が飾られるそうだが、本当は「ヒスイ」製とのことだ。  また、王宮はタイ国王の「公的」な居住地であり、国内すべての宮殿の中 でもっとも重要であるとされる宮殿。 
ただし、実際にはラーマ9世以降 国王は居住しておらず、日常的な公務も行われておらず、チャクリー王朝 のシンボル的存在という。

▼乗船前に波止場で






 暑い中の、観光行列であり、観光客も
 多かっ た。 
  エメラルド寺院の入り口で、「プロ」で
 写真が上手だからというチャイ さんの
 勧めで写した集合写真がピンボケ
 だったのにはがっかりした。 
 何がプロだ!

 

次に、ちょっとだけバスに乗って、 涅槃仏寺院(ワットポー)」に向かっ た。 
バンコクの最古の寺であり、タイ式マッサージの総本山と言うのを 後で知った。 
ここも、観光客でごった返し状態。 靴を脱いで本堂に上が るが、良い靴は無くなる可能性が高いとのことで、見張り番をチャイさん がするという。  
確かに、そこらに脱ぎ捨てられている靴は、高級品は 無かった気がする。

 

 

[ 昼食 飲茶 ] 

一通りの観光が終わり、市内での昼食と免税店での買い物に出かけた。この日の昼食は、名前も覚えていないが、市内の飲茶だった。 
店に着く直前から、スコールで土砂降りとなった。 
店の前の通りには、大勢の人が露天方式で何か札束のようなものを売っている。  宝くじ(最高2000万円)だそうだ。 
店は、観光客が良く連れ込まれるレストランのようだが、スタッフも少なく、サービスがいまいち。(これが普通なのかも知れない)  
味もそれなりだが・・・(わがままで、うるさい連中が多い)

▼宝くじを売る屋台

■免税店へ

免税店への移動途中、皇太子の住む広大な屋敷の外堀には、1メートル以上はありそうな野生の「オオトカゲ」がたむろ していた。 食料は、堀に住む亀なども食べるそうだ。 免税店では、1時間ぐらいの時間しか無いとのことで、急いで買い物をすることになったが、あまり目的のものも無く、 ドライフードなどを見た。 千雪さんお奨めの、ココナッツのドライフルーツも購入。 
千雪さんと和恵さんは、目的の化粧品をお買い上げ。 

[夕食へ]

今夜も、歩いても行けそうな距離だが、皆で専用バスでの移動となった。
夕食会場は、タニヤ通りを過ぎてスリウォン通り沿いの少し奥まったところに あるチャイナ・パレス レストラン中国皇宮大酒楼というところである。 
良く はわからないが、穴場的なレストランかもしれない。 
今日が最終日となる宮ちゃん夫婦を入れての全員での夕食。 
料理は、ここでも豪華である。 いつもの通り、持込の焼酎に加え、紹興酒な ども沢山注文して飲みました。 
2つの大きなテーブルが少し離れて設定され ており、話が遠くなったのは残念だったが、参加した各人の今回を含めた旅行への感想などを一言づつコメントした。  20時過ぎに、宮島夫妻が空港に向けて出発した。
夕食後、迎えに来たバスに乗ったが、我が家と大串家は途中下車して、タイ シルクのジム・トンプソン本店へ立ち寄り、短時間での買い物になった。
他のメンバーも、それぞれ夜の街を散歩してきたのではないかと思う。

  

4.旅行4日目(2月21日 日曜日)

 いよいよ最終日である。 今日は、ゴルフ組(今回3ラウンド目のメンバー含む)とアユタヤ観光組に分かれた。
 筆者は、今日は観光組に加わった為、観光中心のレポートとなる。
 ゴルフ組は、今日も早朝6時に「レイクウッドカントリークラブ」を目指した。

アユタヤ観光

今日は、オプショナル・ツアーで、市内から約1時間のアユタヤ観光に行く。 
ガイドはワットさんである。 本人は、アンコールワットやチェンマイなど、少し奥地のエリアが得意だそうだ。 チェンマイ県は、ミス・ワールドを輩出する美女の地域だそうで、空閑君の友人は、そこに通っているらしい。
アユタヤまで、ワットさんがしゃべる続けるので、居眠りするのも気が引けた。 
最初に、王宮を訪ねたが、そこは年に数回、王妃が来るところだそうだ。 
つまり、別荘と言うことだ。 最終日を迎え、宣俊君はかなり腰に来ており、歩きもつらいとのことで、乗用カートをレンタルした。(400バーツ) 
ずっと乗り続けていられるのかと思ったが、結局、この敷地内だけだった。 
敷地内に入ると、
プラ・ティナン・アイサワン・ティッパイート というタイ様式の建物でラマ5世が涼をとるために建てた建物である住まいがある。  
そこで、記念撮影を行った。

その奥には、プラ・ティナン・ウェーハート・チャムルーンという赤い建物があり、中に入るとラマ5世の面会部屋や2階には王の部屋が有るそうで、人力で動かすエレベーターがついていた。 
王宮ということで中の撮影が禁止されていたのが残念。


        ▼見張りの塔                      ▼プラ・ティナン・アイサワン・ティッパートの前で
           

アユタヤ24代の王様の像(礼拝)

乗用カート(400バーツなり)



いよいよアユタヤの中心に来た。

次の見物は、涅槃仏像のあるワット・ヤイ・チャイ・モンコン」。
駐車場には、日本では見る事のなくなった「ミゼット」が置いてあった。
涅槃像は修復されて顔が真っ白。 美白祈願でもしたら効くかもしれない。 
涅槃仏の隣にある寺院に行くと、大半は観光客だろうが、大勢の信徒らしき人 も拝んでいる。 ここでは、金色のゾウの置物が有って、これを小指で持ち 上げることが出来ると、願いが叶うそうだ。 男は左小指、女は右小指で持ち 上げる。  幸いに、5人全員が持ち上がった。
ここで、間一髪のハプニングが発生。 大串夫人が、金のゾウを持ち上げたとき に賽銭を出して、そのあと財布を落としてきた。 しかし、尼さんが屋外に追い かけてきて、落としたことを知らせてくれた。 
非常に低確率な発見があった。 (まず、ありえないことが起こったということらしい) 尼さんへのお礼をと言ったところ、「お賽銭」にと言われたそうで、さすが仏に仕える方である。
 

金色ゾウを小指で持ち上げると願いがかなうとか・・


涅槃寺の本尊の前で

またここには、勝利記念の仏塔と言うレンガ作りの党があり、上に登ることが出来る。 
ネット情報によると、1357年、初代ウートン王がセイロンに留学中に修業僧たちの瞑想のために建てた寺院。  
高さ72mの仏塔は、1592年に19代ナレスアン王が象にまたがって一騎打ちでビルマ王子を破った勝利記念した塔だと書いてある。
皆で、塔に登り、塔の中にある井戸の中心にコインを上手く落とすことが出来ると、これも良いことがあるらしい。 上手く入ったが、どんな良いことがあるのかを聞き忘れた。
上に登った宣俊君は、帰りがつらく女性二人に支えられて降りてきた。
 

アユタヤの気温は40度に! 
次の見学は

「ワット・プラ・マハタート」(13世紀)

 木の根の間に埋め込まれた
         仏像の頭が有名

ビルマ軍の侵略によって破壊された現在では廃墟となった。 重くて残された仏頭が、木の根の間に埋め込まれた形で残っている。
他に、頭部のない仏像・礼拝堂の土台とレンガの壁が残っていた。  修復の際、発見された黄金仏や宝飾品は「チャオ・サン・プラヤー国立博物館」に展示されているそうだ。 
ここに入場の際、いきなりカメラを向ける少年?が居たが、帰りには、しっかりその写真が皿にプリントされてお土産品に仕上がっていた。 
ワットさんが言うには、その内、写真が消えるそうだ。  
マジックか? 多分そうではない・・  


▲▼頭の無い石仏が並ぶ

アユタヤ・エレファント・キャンプ

ワットさんの計らいで、ゾウに乗ることが出来た。 
ワット・プラ・マハートから10分ぐらいのところに、その場所があった。

大串家と池田家は、一人400バーツ(1200円ぐらい)の乗り物代(?)を払い、約15分程度の象上を楽しんだ。 結構、揺れるものである。
仲間が2頭に分乗していることを知っているゾウ使いのおじさんは、途中でのすれ違いに、カメラの交換をアドバイスしてくれ、お互いの写真を撮り合った。  
ガイドのワットさんも、ベスト・ポジションからしっかり撮影してくれており、夜には、大判の写真として焼いて進呈してくれた。
中には、ヤンキー・ファッションのゾウが居て全身に「ペインティング」をしている。 これからショータイムなのか、4〜5頭で一列に並んでステージまで歩いて行くようだ。 
乗った後で、「とうもろこし」を買って慰労をするシステムのようだが、乗ったゾウがどれか分からない。 結局、食欲旺盛なゾウに 「感謝」をささげた。



シーフード・マーケット&レストランへ

これで、最後の夕食になる。 今夜は、日本人が多く住んでいるという高級マンション街に近い、シーフード・マーケットでの会食である。
店構えも大きいが、入り口で料理しているコックの人数がかなり多い。

外から料理風景が見物できるよう、ガラス張りである。

店には、バンコクの旅行会社で働いている札幌出身の小林さんが準備し
てくれていた。 そこには、残っている焼酎を全部持ち込んであり、飲み かけも入れて、7〜8本は有った。 (あとで、小林さんがお持ち帰り)
料理は、専門の食材アドバイザー(コーディネーター)が居て、椎葉君ら
のオーダーに加えて、色々と推薦してくれていたようだ。
海鮮を中心に、野菜や果物も沢山出てきましたが、ミニ赤貝のような貝や
ゆで海老がとても美味い。 トムヤンクンも大変おいしゅうございました。

 

バンコクでの最後となるシーフード・マーケットでの夕食

夜8時過ぎ、最後の夕食も豪華に終わり、チャーターバスで空港へ向かった。
帰り
の空港でも、色々とハプニングが盛りだくさんだった。 
椎葉君が千雪さんのパスポートで出国しようと試みたり、免税店で買った品物が来ていなかったり、税金のペイバックを期待したところ、手続きが出国前しかダメだったとか。

そのおかげで、行方不明の捜索で駆けずり回ったりした。 
空港内でも、まだ買い物が足りなかったのか、大串夫人は色々と買い物を続けたようだ。 
我が家も、一緒にエイの財布を買った。 市内の免税店より、少しだけ安かったような気がする。
そうこうしている内に、フライトの時間が近づき、全員が搭乗口に揃い、機内に乗り込んだ。
機内でも色々とあったが、このレポートはきれいに終わりたいので、記載を省略する。

最後になるが、今回も1年越しで、皆の思いが一致し、それを企画・段取りして実現に結び付けてくれた椎葉君に感謝 である。  
今回もVIP的かつバラエティーな企画を格安でプランいただき、美味しいものを豪華に食し、楽しいゴルフと
観光を体験できた。  しかし、一番の嬉しいことは、友とその家族が皆で楽しい気持ちになれたことだろう。 「厦門(アモイ)」「台北」と続いた「佐南海外調査」であるが、次の使命を果たすのが、どこになるのかを楽しみにしたい。 
また、現在、タイ国内は、その後政情不安な状況であり、今回の旅行で大変お世話になった方々、知り合いになった方々のご健勝を祈念したい。 

2010年5月 レポート 池田康人

 [番外 追加]

一日早く帰国した宮島君からのメッセージ(抜粋)

 皆様、お疲れ様でした。  おかげさまで楽しい時間と思い出ができました。 日曜日に用事があるので1日早く帰りたいとか、
 ゴルフやらないでアユタヤ観光をリクエストし、椎葉君には本当に無理なお願いを聞いてもらい大感謝です。

 アユタヤ観光、マイクロバス貸切り(しかも格安料金)でゆっくりと見て回る事ができ、前夜の食事時に
 「タイマッサージもしたいなー」といったらすぐアユタヤ出発時間を調整してくれて、戻ってからぴったり2時間、
 夕食の集合時間前にタイマッサージも体験する事ができました。
 1日早く帰ったのは、香代子さんの仕事の都合と私の青梅マラソン参加
 成田から青梅に直行して、ぎりぎり受け付けに間に合いました。
 結果は文字通り完走、タイビールパワーで30キロを2時間45分で走りきりました。     宮島
 

最終日のレイクウッドカントリーでのゴルフ風景
 


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レポートはこれで終了です。 ご一読いただきありがとうございました。

文責: 池田康人  Web-UP 2011.3.26